東京富士美術館(東京都八王子市)のコレクションを一堂にそろえた「西洋絵画400年の旅」展の開幕を17日に控え、会場の県美術館で16日、展示の最終チェックが行われた。
同展は16世紀から20世紀にかけ、ヨーロッパ各国で活躍したティントレットやモネ、モディリアニ、ローランサンらの83点で構成。ルネサンスから印象派へ続く美の系譜を一望する内容となっている。
会場では稲塚展子(ひろこ)副主幹が点検用の小型のライトを当てながら、作品の状態をチェック。「20世紀以降の美術品を中心に扱う当館であまり紹介しない時代の作品も多い。400年の歴史を駆け抜けるように旅してもらえる貴重な機会になる」と話した。
展示は11月20日まで。県美術館と北日本新聞社でつくる実行委員会、県主催。