北陸コカ・コーラボトリング(富山県高岡市内島、井辻秀剛社長)は6月の創業60周年に合わせ、高岡、射水両市を結ぶ路面電車・万葉線のラッピング車両のデザインを約20年ぶりに一新し、黒と赤のツートンカラーを採用した。黒は「高岡市の夜」、赤は「射水市の朝」を表現。見る方向によって色やデザインが異なる趣向で、市民らの目を引いている。
北陸コカ・コーラボトリングと万葉線は1994年から、67年製造のレトロな車両「デ7075」に炭酸飲料「コカ・コーラ」の商品やロゴをデザインした車両を運行している。以前のデザインは2002年から運行していたもので、これを創業60周年に合わせてリニューアルした。
デザインは高岡市のデザイナー、ami yamazakiさんが手がけた。車両の側面と前後を黒と赤に塗り分けており、見る方向によって単色とツートンカラーを楽しめる。各面に片仮名でロゴを入れ、男性や女性、犬、猫のほか、チューリップやユリなどの花を描いた。
北陸コカ・コーラボトリングは「親しみを持ってかわいがってもらい、万葉線の利用促進につながればうれしい」としている。