受け継いできた麦屋節の笠踊りを披露する越中五箇山麦屋節保存会のメンバー=平若者センター春光荘

受け継いできた麦屋節の笠踊りを披露する越中五箇山麦屋節保存会のメンバー=平若者センター春光荘

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山里に哀愁の音色 五箇山麦屋まつり

北日本新聞(2022年9月24日)

 五箇山麦屋まつりが23日、南砺市下梨の平若者センター春光荘で3年ぶりに開かれ、郷土民謡の哀愁を帯びた音色が秋の山里を包んだ。

 南砺平高校郷土芸能部と小谷麦屋節保存会、越中五箇山民謡保存会、越中五箇山こきりこ唄保存会が、勇壮な武者絵が描かれたステージへ順に上がり、「こきりこ」や「といちんさ」など五箇山を代表する民謡を披露した。

 最後に下梨発祥の麦屋節を継承する越中五箇山麦屋節保存会が登場。伝統の笠(かさ)踊りをはじめ「早麦屋」や「古代神」などを演じた。観客も交えた麦屋節の総踊りで締めくくった。

 例年、同市下梨の地主神社境内で行うが、雨のため会場を春光荘に変更した。実行委員会は、運営スタッフの確保が難しいことから2日間だった開催日を短縮すると以前に決めており、今年から1日間とした。北日本新聞社共催。

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