高岡大仏などをテーマにした作品を鑑賞する来場者=高岡市福岡町福岡

高岡大仏などをテーマにした作品を鑑賞する来場者=高岡市福岡町福岡

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野菜の芸術 町彩る 福岡町つくりもんまつり

北日本新聞(2022年9月24日)

 高岡市福岡地域に300年以上前から伝わる奇祭「福岡町つくりもんまつり」が23日、同市福岡町の中心部で始まった。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。地元住民をはじめ町内外から出品されたつくりもん21点が町の至る所に並び、訪れた人を魅了している。24日まで。

 つくりもんは野菜や果物などを使って話題の出来事や人物、場所を表現する。ニンジンやカボチャを使って高岡大仏と救いの光が世の中を照らす様子をイメージしたものや、7年に一度の御開帳に合わせて善光寺(長野県)をジャガイモや小豆などで作ったものをはじめ、多彩なテーマの作品がそろう。あいにくの雨となったが、訪れた人は傘を差してじっくりと眺めたり、写真に収めたりして野菜のアートを楽しんだ。

 24日は、優秀作を決める「つくりもんコンクール」の表彰式や、福岡小学校の6年生による「越中菅笠音頭」の輪踊りがある。

 オープニングセレモニーでは上田久之同まつり実行委員長、蒲地北日本新聞社長があいさつ。角田悠紀市長、同市福岡町出身の映画監督、滝田洋二郎さんらが祝辞を述べた。

 同まつりは市商工会や福岡町観光協会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。

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