氷見市の食材を使った料理でもてなす「"食都（しょくのみやこ）"四季を彩る氷見三昧（ざんまい）キャンペーン秋冬編」が７日、市内の民宿やホテル、飲食店など２４店で始まった。利用客はくつろぎながら趣向を凝らした氷見の旬の味を堪能した。秋冬編は来年２月末まで。

　各店の料理人が氷見漁港で水揚げされた魚介や氷見牛、地元野菜などを使って腕を振るう。平日昼の「氷見三昧御膳（ごぜん）」が中心で、土日祝日・夕食に対応したり、より豪華な「氷見三昧かがやき御膳」や宿泊プランを用意する店もある。抽選で参加店舗で利用できる食事券をプレゼントする。

　同市姿の「九殿浜温泉ひみのはな」では、市造形芸術センターのパッチワーク教室メンバーの女性８人が、マグロやタイ、カンパチなどの造り、氷見牛すき焼き、サザエつぼ焼き、氷見うどんなどが並ぶかがやき御膳を満喫した。教室の講師、河上智枝さん（６３）が市美術展の彫刻工芸部門で大賞を獲得したお祝いの集まりで、メンバーたちは「氷見の魅力が盛りだくさんの料理で、いいお祝いになった」と喜び、河上さんは「氷見の食材はすべてがおいしい。他に勝てる所はないのでは」と話した。

　キャンペーンは食をテーマに氷見の魅力を発信し、交流人口拡大につなげようと２００４年にスタート。参加店でつくる氷見三昧倶楽部や市、市観光協会、ＪＡ氷見市、氷見漁協、北日本新聞社などで実行委員会をつくっている。問い合わせは市観光協会、電話０７６６（７４）５２５０。