●金沢21美、5日まで
金沢21世紀美術館で開かれている「世界を変えた書物展」(金沢工大、北國新聞社主催)の来場者が3日までに3万人を突破した。同日、展示を監修した同大の山本貴光、橋本麻里両客員教授がギャラリートークで見どころを紹介した。
両氏はコペルニクスやガリレオらの書物を挙げながら「先人たちは受け継がれてきた知識を使って研究しており『知のリレー』が起きている」と指摘。アインシュタインについては時間や空間の見方を変えたと紹介し、山本氏は「スマートフォンやGPSは相対性理論に基づいて作られている」と説明した。
自然科学や工学関連の貴重な初版本が展示された同展は5日まで。入場無料。