グライダーの体験搭乗会で離陸する機体=11月5日、福井県坂井市の福井空港

グライダーの体験搭乗会で離陸する機体=11月5日、福井県坂井市の福井空港

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グライダーで秋空散歩 「メッカ」の福井空港で体験搭乗

福井新聞(2022年11月7日)

 グライダーのメッカとされる福井県坂井市の福井空港で11月5日、グライダーの体験搭乗会が行われた。関係者ら5人が参加して空の散歩を楽しみ、空港の活用状況への理解を深めた。

 県が主催し、17市町や県観光連盟で組織する「福井の空を語る会」が共催。県では現在、福井空港全体の機能強化策を検討しており、活動内容を広く知ってもらおうと開いた。

 同空港は全国唯一、動力のないグライダーの飛行ができる地方管理空港。日本学生航空連盟の訓練所が敷地内にあり、東海・関西を中心に大学航空部が頻繁に合宿に訪れていることから、着陸回数は例年1500回程度で空港全体の約半数を占める。

 この日は、同連盟の教官4人が操縦士を務め、参加者は順番にグライダーやモーターグライダーに乗り込んだ。機体は高度約600メートルまで上昇すると空港周辺を滑空し、約15分間のフライトを楽しんだ。

 体験した参加者は「こんなに身近でグライダーが飛んでいるのを知らなかった。東尋坊などの景色はきれいで、揺れはなく快適。他の人にも広めたい」と笑顔で話した。

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