全国にあるサウナの中から革新的な施設を表彰する「SAUNACHELIN(サウナシュラン)2022」に、美容と健康の体験型施設「ヘルジアンウッド」(立山町日中上野)の宿泊施設「The Hive(ハイブ)」が選ばれた。県内からサウナシュランに選出されたのは初めて。
サウナシュランは、都内のサウナプロデュース会社が11月11日の「ととのえの日」に合わせて、毎年11施設を発表している。「プロサウナー」が審査委員を務め、全国で1万近いサウナ施設の中から、「今行くべき全国のサウナ施設」を審査して表彰している。
「The Hive」は6月にオープンした1棟貸し切り型のサウナホテルで、「ミツバチの巣」をイメージした半地下型の建物が特徴。2種類のグループサウナがあり、田園風景や立山連峰の眺めを楽しめる。
ヘルジアンウッドを運営するGEN風景(立山町)の前田大介社長は「9割が県外客。『The Hive』をきっかけに富山を初めて訪れた方も多い」と説明。冬はサウナを最も楽しめる季節でもあり、「冬の観光という富山県の弱点を解決する一つの事例になると期待している」と話す。今後は全国展開も視野に入れつつ、サウナの聖地に育てていきたい考えだ。