第４９回石川県デザイン展（北國新聞社後援）は１７日、金沢市のしいのき迎賓館で始まり、建築デザインやインテリア、工芸品など、県内のデザイナーや学生が寄せた意欲作１６０件が来場者を引き付けた。

　コンペティション部門最高賞の知事賞には「金沢市第二本庁舎」が輝いた。既存の樹木や生活道路を生かすことで周辺地域との調和を図り、親しみやすい開放的な空間となっている点が高く評価された。

　このほか、少女のイラストとキャッチコピーで構成した広告デザイン、台皿や陶板などの多彩な作品が並んだ。北國新聞社社長賞には「金沢駅西広場北側歩行環境空間（広場・シェルター・キャノピー）」が選ばれた。展示は２０日までで、同日に表彰式が行われる。