第３３回全国水産加工品総合品質審査会で、富山県氷見市地蔵町の鮮魚卸・水産加工業「半七」が出品した氷見産イワシのみりん干し商品「とろ旨（うま）氷見いわし」が最高賞の農林水産大臣賞に輝いた。３０～４０代の主婦が選ぶ特別賞「主婦大賞」も受賞した。

　氷見で春に水揚げされるマイワシの中でも体長２０センチ以上で脂乗りの良い「大羽イワシ」を厳選し、大正初期の創業時から変わらない伝統の漬け汁に漬け込んだ。

　数年前に商品化し、氷見のイワシを広くＰＲしようと初めて出品。１６日の審査会で全国７０５品の中から最高賞と特別賞を受けた。窪田博晃社長は「原料にこだわったかいがあり、うれしい」と話している。

　３枚入りで５００円。問い合わせは同社、電話０７６６（７２）４７３３。

　審査会では同市伊勢大町の「中村海産」の氷見イワシのアヒージョ缶詰「氷見ージョ」も東京都知事賞を受けた。