ライトアップされ夕闇に浮かび上がる本堂=勝興寺

ライトアップされ夕闇に浮かび上がる本堂=勝興寺

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国宝へ、輝く勝興寺 真宗王国象徴 ライトアップ

北日本新聞(2022年11月27日)

 高岡市伏木古国府の勝興寺が国宝となることを記念した寺のライトアップが26日始まり、「真宗王国」と呼ばれる越中の地を象徴する巨大な本堂が幻想的な光に照らされた。10月に文化審議会が答申して以降、初めてとなる大がかりな記念イベントで、1620人が輝く大伽藍(がらん)に見入った。27日まで。

 国宝指定答申を受けた「本堂」と「大広間・式台」の2棟をはじめ、境内の建築が照明の光を浴びた。本堂は江戸時代に大型化が進んだ真宗寺院の特徴を示しており、高さが23・5メートルある。赤や青、紫などさまざまな色の光で荘厳な姿が浮かび上がり、家族連れが盛んに写真を撮った。

 JR伏木駅から勝興寺まで約350メートルの参道にもLEDが並べられたほか、参道沿いにある国登録有形文化財、市伏木気象資料館も光に照らされた。

 ライトアップは勝興寺と実行委員会(同寺文化財保存・活用事業団、地元商工団体の新風会、高岡商工会議所、北日本新聞社)が主催。点灯式で、実行委会長を務める新風会の牧亨会長が「国宝となる勝興寺を今後も盛り上げていきたい」とあいさつし、蔵堀祐一副知事、角田悠紀市長が祝辞を述べた。

 27日も午後4時半~8時に点灯する。入場料(運営協力費)は500円で、中学生以下無料。

 勝興寺は浄土真宗本願寺派の寺院。2021年に「平成の大修理」を終えた。

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