土産物としての販売に力を入れる商品=福井県越前市のしきぶ温泉湯楽里

土産物としての販売に力を入れる商品=福井県越前市のしきぶ温泉湯楽里

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手焼きせんべい、かりんとう 越前市の良品、お土産でPR

福井新聞(2023年1月17日)

 福井県越前市内産の農産物や加工品を、国の特別天然記念物コウノトリをシンボルとしてブランド化する「コウノトリブランディング推進ネットワーク」は、北陸新幹線県内開業に向け地場産土産の創出に力を入れている。これまで越前市ならではの特徴的な土産物がなかったことから、主に地元向けに販売してきた加工品を土産物としてPRしていく。

 土産物として販売が始まっているのは、坂口地区の無農薬栽培米と越前海岸の海水で作る塩を原料にする手焼きせんべい「しおとこめ」と、主に市内産の大豆を生地に練り込んだかりんとう「越前かりんと」の2商品。

 これまでは市民向けに市内の直売所などで販売していた。越前市をアピールするため、地元とコウノトリの70年以上の歴史をまとめたリーフレットを箱の中に同封し販売している。

 また直売所以外に、しおとこめは市営温泉施設「しきぶ温泉湯楽里」の土産コーナーでも販売を始めた。越前かりんとは新たな包装紙を製造中で完成後、同温泉施設に置くことにしている。

 市職員は「オリジナルの土産物は市をアピールする使者」と、出張時の手土産として積極的な利用を進めている。両商品の製造者は「素材のおいしさを多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 同ネットワークは、多様な生き物と共生する里づくりを背景にした農産物や加工品をアピールしようと7月に発足。市の呼び掛けで市内の生産者や企業が参画し、地域や商品のファンづくりに取り組んでいる。

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