(左上から時計回りに)記念ヘッドマークを付ける予定のトロッコ電車、夏の風物詩「峡谷花火響宴」、さだまさしさんとコンサートに出演する予定の澤和樹さん(左)、浴衣姿や仮装で温泉街を走るSPAマラソン

(左上から時計回りに)記念ヘッドマークを付ける予定のトロッコ電車、夏の風物詩「峡谷花火響宴」、さだまさしさんとコンサートに出演する予定の澤和樹さん(左)、浴衣姿や仮装で温泉街を走るSPAマラソン

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ホットな事業124件 宇奈月温泉開湯100年

北日本新聞(2023年2月3日)

 宇奈月温泉開湯100周年実行委員会は2日、黒部市芸術創造センター「セレネ」で開き、黒部市は4月から展開していく記念事業の数が検討中を含めて124件に上ると説明した。100周年に合わせ100件を目指していた。今後さらに増える見通し。

 実行委が主体となるのは23件。この地にかつて桃が自生していたことにちなんだ花桃の植樹や、記念切手の製作・販売、記念誌発刊などに取り組む。記念式典は6月18日に開き、次の100年の目指すべき方向性を盛り込んだ「宇奈月宣言」を発表する。

 演奏のため宇奈月をたびたび訪れているバイオリニストの澤和樹前東京芸術大学長と歌手のさだまさしさんによるコンサートも開催する。

 記念事業のうち、各種団体や企業が行うイベントは計101件。記念事業の本格実施期間がスタートする4月1日は、温泉街を浴衣姿や仮装姿で走るSPAマラソンや記念花火を実施する。黒部峡谷鉄道はトロッコ電車に100周年ヘッドマークを付ける予定だ。夏の風物詩である峡谷花火響宴も内容を充実させる。

 実行委員長の河田稔宇奈月温泉自治振興会長は「歴史を振り返る事業や、これからを考える取り組みもあり、バラエティーに富んだものになった」と話した。

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