氷見市芸術文化館の２０２３年度自主事業が１３日、発表された。ピアニストの辻井伸行さんのコンサート、動物写真家の岩合光昭さんと彫刻家の大森暁生さんによる２人展、市内の小中高校生のオリジナル音楽劇など六つをラインアップした。

　同館で会見があり、林正之市長、市文化振興財団理事長の篠田伸二副市長のあいさつに続き、同財団の河出洋一総合プロデューサーが詳細を説明した。辻井さんのコンサート（７月１７日）は「辻井さんにとってシューマンの『ピアノ協奏曲』の初披露がある」と紹介。それぞれの視点で動物の世界を表現する岩合さんと大森さんの２人展「野生の息吹」（７月２２日～８月１６日）はオリジナルの企画とした。

　氷見をテーマにした小中高生オリジナル音楽劇（８月２７日）は「古里に愛着を持ってもらうため（今後も）年１回行う形を目指す」と述べた。このほか、アールブリュット（障害者の芸術）の作品展「ＮＯＭＡＭＡ（のまま）ｔｏ（と）ＧＡＭＡＭＡ（がまま）展」（９月３～２４日）、歌舞伎俳優の中村勘九郎、七之助兄弟の特別公演（１０月１２日）、立川志の輔さんの公演「志の輔らくごブリリアント２」（１０月２２日）がある。