障害の有無にかかわらず楽しめる遊具を設置した「インクルーシブひろば」(富山市塚原)のお披露目会が3月28日、県空港スポーツ緑地で開かれた。参加した小学生や園児が早速、遊具を使い、歓声を上げて楽しんだ。
県が2021年秋、県空港スポーツ緑地内のゲートボール広場に3種類のインクルーシブ遊具を試験的に設置。職員が現場の視点を生かして新たな事業に挑戦できる「サンドボックス枠予算」を活用した試みで、利用者から好評だったため常設することにした。昨年9月から工事を進め、今月中旬に完成した。
インクルーシブひろばは約3100平方メートル。車いすでも利用できる複合遊具や、ハーネスが付いたブランコ、寝そべったまま遊べる回転遊具など7種類の遊具がある。
お披露目会には、こども発達支援センター「富山市恵光学園」と新保なかよし認定こども園、同市新保小学校の園児と児童約50人が参加。園児と児童の代表者が新田八朗知事らとテープカットした。
新保小2年の河合素直さん(8)は「園児と一緒に遊ぶことができて楽しかった。家も近いし、また遊びに来たい」と笑顔を見せた。