「海老江曳山(ひきやま)まつり」は海老江加茂神社の秋の祭礼で、160年を超える歴史がある。江戸時代に北前船貿易で財を成した人たちが曳山を造ったといい、1840年ごろに再建した記録が残る。
昼間は花笠飾りの花山が巡行し、夜には情緒があるちょうちん山に装いを替える。
呼び物は「からくり実演」と「木遣(きや)り」の披露。曳山上部にあるからくり人形のうち西町の「唐猿童子」は22本ものひもで操る滑らかな動きが見どころ。木遣りは漁師の網起こしの作業歌で、北前船貿易が衰退した明治時代ころから北海道周辺で漁師として働く人が増えたため伝えられたという。
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