射水市新湊地区にある放生津八幡宮の曳山(ひきやま)行事は「新湊曳山まつり」として知られ、13基の曳山が新湊中心部を巡行する。江戸時代の慶安3(1650)年に最初の「古新町」の曳山が創建して以来、約360年を超える歴史がある。2014年には富山県の無形民俗文化財に指定された。
昼には花笠飾りの「花山」が情緒ある港町を練り回る。見どころは、内川の河口部に架かる湊橋。高さ8メートル、重量6トンの曳山が橋の出口のカーブを曲がる光景は迫力。夜には装いを替えた「ちょうちん山」が通りを行き違う。
曳山まつり翌日の2日に行われる築山(つきやま)行事は古代の祭りの形式を伝える。放生津八幡宮の境内では臨時の祭壇に神をかたどる人形を飾って「築山」を作り、その日のうちに取り壊す。
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