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「世紀の屏風絵」特別公開ー現代日本画の巨匠・手塚雄二が描く「日月四季花鳥」ー

福井新聞

6月7日、福井市の県立美術館で、来年で鎮座100年の明治神宮に奉納する「明治神宮内陣御屏風日月四季花鳥(ないじんおんびょうぶじつげつしきかちょう)」をお披露目する特別企画展が始まった。23日まで。今夏に奉納した後は100年間誰も目にできないとされ、初日から多くの日本画ファンが詰めかけ、神々しい美しさに息をのんだ。制作者で同美術館特別館長の日本画家、手塚雄二さん(66)=東京=は内覧会で「私自身も福井の展示で見納め。越前和紙に描いた作品を皆さんにお披露目でき、福井と強い縁を結べたと感じている」と語った。 日本美術院同人で東京芸大教授の手塚さんは、現代の日本画壇を代表する画家。明治神宮内陣のご神体の背後に立てられている日本画の大家、下村観山の屏風を100年ぶりに取り換えることとなり、白羽の矢が立った。3年前に依頼を受けたものの、モチーフやテーマの指定はなく「数カ月間、大変なストレスの中にいた」と手塚さん。ある祭典に臨んだ際に、明治の「明」という漢字にあやかって日と月を描こうと思い浮かんだ。屏風は縦113・2センチ、横327・8センチの六曲一双で、広げると全長は6メートルを超える。モチーフは明治神宮の森。明治天皇を「日」、昭憲皇太后を「月」として、右から左へと移り変わる四季を鮮やかな色彩のグラデーションで描いた。越前和紙は、岩野平三郎製紙所(越前市)の岩野麻貴子さんがすいたコウゾ100%の特注紙。100年の耐久性を求めて、県工業技術センターであらゆる検査を行った。手塚さんは「絵の具の食いつきがいい。今まで使ってきた紙の中で一番丈夫」と太鼓判を押した。屏風にした本画を手がける前の小下図や、同美術館が所蔵する近世から近代の屏風の名品も併せて紹介している。一般・大学生500円、高校生200円、小中学生100円。8日午後2時からは、明治神宮ミュージアム開設準備室長の黒田泰三さんによる記念講演会(申し込み不要、無料)がある。
お問い合わせは、福井県立美術館=電話0776(25)0452。


主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。

詳細情報

期間
2019年6月7日~2019年6月23日
時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場
福井県立美術館
住所
910-0017  福井県福井市文京3丁目16-1
地図
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福井のイベント情報は「ふうぷらす」⇒ http://www.fukuishimbun.co.jp/feature/fu/
問い合わせ先
福井県立美術館
【電話】0776-25-0452

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