あわら・坂井 イベント

7月9日から10月3日まで、坂井市の県教育博物館で、児童幼児向け科学雑誌「キンダーブック」をはじめ、学校教科書や図鑑に花や生き物などの絵を40年以上にわたって描いた挿絵画家・天木茂晴(1913~86年)にスポットを当てた企画展「理科挿絵の世界」が開催される。

 天木はもともと日本画家で29歳のころ、親戚の動物学者がうろこの数まで正確に描く魚の絵を目にし、専門の出版社に紹介したことをきっかけに挿絵を描くようになった。

 展示では東京都町田市のアトリエに残る3500枚の原画のうち、理科の教科書に掲載された挿絵に近い図柄の86枚を借り受け、植物や昆虫・鳥・魚、生態系などテーマごとに並べた。

 天木は「観察」という理科教育の課題に応えるため、植物の成長や形態、繁殖様式を描く手法を身に付けた。アサガオの芽生えから枯死するまでを描いた絵からは、じっくりと時間をかけて観察した様子がうかがえる。ジャガイモやサツマイモの地下部の成長過程を断面図で表した絵は、根気のいる観察と想像力の結合によって生まれた作品。

 魚類や両生類、昆虫のほか、果樹や野菜なども鋭い観察眼で数多く手掛けており、細密な筆致、多彩な色遣いによる微妙な質感を描写している。

 担当者は「探究心や自然を観察する目を持って、学ぶことの大切さを考えてもらえる機会にしてほしい」としている。

 51年以降から近年までの理科教科書約120冊のほか、学研の図鑑の歴史をたどるパネル展もある。

 来館者には週替わりで展示挿絵のポストカードをプレゼントする。入場無料。月曜休館。


主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。

詳細情報

期間
2021年7月9日~2021年10月3日
時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場
県教育博物館
住所
919-0461 福井県坂井市春江町江留上緑8−1
地図
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リンク
福井のイベント情報は「ふうぷらす」⇒ https://www.fukuishimbun.co.jp/feature/fu/
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