福井市のJR福井駅のコンコースでこれまで3回、期間限定で営業した地酒の立ち飲みバー「NOMOSSA(のもっさ)」が、同駅構内の「プリズム福井」に場所を移し、再オープンした。今回の営業は来年5月までの予定。復活を待ちわびたサラリーマンらが県内外から訪れ、福井の銘酒に舌鼓を打っている。
「NOMOSSA」は、北陸新幹線県内開業に向け、イメージアップのためJR西日本福井支店(現福井営業支店)が企画し、2018年4月から半年間営業した。その後、新幹線開業に伴う工事に合わせて期間を決めながら、19年1月~21年3月と21年5~8月に営業した。県内外のビジネス客や観光客の人気を集め、多いときには1日100人以上が訪れた。
今回は、会員制交流サイト(SNS)などで復活を期待する声が寄せられたことを受け、プリズム福井内で営業する。県オリジナルの酒米「さかほまれ」を使ったものなど県内33蔵元の地酒や地ビールが楽しめるほか、へしこや焼きうにといったつまみも味わえる。
再オープン初日の1日、大阪から仕事で訪れた40代男性は「コンコースにあった時からよく利用していたのでうれしい。仕事の疲れが飛んでいく」と喜んだ。
福井市内で酒店を営み、「NOMOSSA」を運営する男性は「福井は昔ながらの味を守っている酒蔵が多い。福井の地酒の魅力を県内外の人にアピールしたい」と意気込んだ。
営業時間は午後4時~午後9時半。定休日はない。
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