新潟県の南魚沼市観光協会は、市内の入浴施設を巡って御朱印ならぬ「お湯印」を集める観光キャンペーン「お湯印帳2022」を開始した。期間は来年3月31日まで。
同協会が無料配布する「お湯印帳」を持って、参加する同市内の23施設に行き、入浴すると「お湯印」がもらえる。施設により「日帰りで」「宿泊のみで」ともらえる条件は異なるが、集めた印の数で「名人」「達人」などに認定され、カタログギフトや商品券といった景品と交換できる。
協会によれば、印も施設によりさまざまで、スタンプもあれば、おかみさんによる手書きの言葉もあり、集めるだけでも楽しめる。
市内の温泉施設利用促進を目指し始めたイベントで、通年型はことしで3回目。新型コロナウイルス感染拡大と時期が重なったが、21年度は南魚沼市がワクチン接種をした市民に入浴券を配布したことで、市民の利用が増えた。景品交換をした約300人のうち、地元住民が9割をしめたという。
同協会では「前回は改めて地元の人に地元の温泉を知ってもらうきっかけになった。今回は本来の市外からの観光客の呼び込みにも役立てたい」と話している。
協会ではお湯印帳を1万冊用意した。道の駅南魚沼やJR浦佐駅内の観光案内所などで入手できる。問い合わせは025(783)3377。
主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。