世界遺産登録を目指す佐渡金山の関連遺産「北沢浮遊選鉱場跡」(新潟県佐渡市相川北沢町)で、ライトアップが始まった。何色もの光に照らされ、闇夜に浮かぶ遺構の姿が訪れる人々を魅了している。
観光地としての魅力アップと、世界遺産登録に向けた機運を高めようと佐渡市が毎年実施している。発光ダイオード(LED)を使い、青や緑、虹色などさまざまな光が楽しめる。
北沢浮遊選鉱場は金銀を回収する施設で、1930年代の建設当時は東洋一の規模とされた。近年はその姿がアニメ映画「天空の城ラピュタ」の世界観を思わせるとして、観光客に人気のスポットになっている。
今年のライトアップは22日に始まった。地元の人や旅館の送迎バスを利用する観光客で連日にぎわっている。
23日に家族と訪れた島内の小学6年男子(11)は「昼間だと遺跡のようだが、ライトアップすると海外に来たみたい。虹色の光が気に入った」と満足した様子だった。
来年2月末まで。午後7時〜10時(10月からは午後5時〜10時)。
主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。