6月5日まで、福井市立郷土歴史博物館ギャラリーで、平家物語の名場面を紹介する「絵で見る平家物語」が開かれている。木曽義仲の最期など十場面を描いた「平家物語図押絵貼屏風(びょうぶ)」を、物語の説明を交え展示している。
NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも描かれる源平合戦の名場面をたどってもらおうと企画。屏風は縦約1・6メートル、横約3・5メートル。六曲一双で、期間中半双ずつ入れ替え展示する。
源義経ら率いる鎌倉勢との戦いで敗北した義仲は、味方が5騎まで減ってしまう。その中にいた女武者・巴御前(ともえごぜん)が、敵の首をねじ切って去って行く場面や、義経の乳母子・今井兼平が太刀の先を口にくわえ、馬から落ちて自害する場面などが描かれている。
展示の担当者は「源平合戦の勇ましい様子を見てほしい」と話していた。
午前9時~午後7時。17日から、平敦盛の最期などを描いた屏風を入れ替え展示する。入館料は220円で、70歳以上や中学生以下、障害者と介助者は無料。
お問い合わせは 福井市立郷土歴史博物館=電話0776(21)0489。
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