9月に越前市で開かれる「武生国際音楽祭2022」(福井新聞社後援)の概要が発表された。新型コロナウイルス禍の影響で昨年まで2年間、規模を縮小し開催したが、今年は外国人演奏家を招くなど従来の形に戻る。「弦楽四重奏の現在(いま)」をテーマに、8日間にわたり多彩なコンサートを展開する。
今年で33回目。9月4~11日の会期中、越前市文化センターなどでのメインコンサート全13公演のほか、市内各地や小中学校でのコンサート、作曲ワークショップ、公開レッスンを予定している。
日本を代表する作曲家の細川俊夫さんが音楽監督、ピアニストの伊藤恵さんがコンサートプロデューサーを務め、演奏家41人、作曲家9人、音楽学者1人が集う。世界的に高い評価を受けている英国のアルディッティ弦楽四重奏団が来県する。福井県関係では山本純子さん(ピアノ)、大宅さおりさん(同)、山下哲弘さん(バリトン)、木下正道さん(作曲)が参加する。
主催する同音楽祭推進会議の理事長は「音楽祭を通して次の世代にこの街を残し、世界の音楽に役に立つ街につながれば」と決意を述べた。
チケットは7月1日からローソンチケット、チケットぴあ、e+で先行販売する。市文化センターなど県内プレイガイドでは同8日から販売を始める。
主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。