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結城秀康宛徳川秀忠書状(越葵文庫、福井市立郷土歴史博物館保管)

結城秀康宛徳川秀忠書状(越葵文庫、福井市立郷土歴史博物館保管)

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夏季特別陳列「関東の名族 結城氏と福井」

福井新聞

 徳川家康の次男として知られる初代福井藩主の結城秀康は、下総国結城(現在の茨城県結城市)を本拠とした名族・結城家の継承者でもあった。関ケ原の戦いを経て越前に入国した秀康に伴い、関東から移ってきた家臣や寺院も数多い。福井市と結城市の友好都市提携20周年を記念し、福井藩と結城家の縁をひもとく福井市立郷土歴史博物館の企画展「関東の名族 結城氏と福井」(福井新聞社共催)が7月23日開幕する。

 同館や松平文庫、越葵文庫などの所蔵史料約40点を5章構成で紹介する。

 結城家は、源頼朝から下総国結城を領地として与えられた結城朝光(ともみつ)に始まる関東屈指の名族。その子孫の晴朝(はるとも)が1590年に秀康を養子に迎えた。1章ではこうした家柄を示す史料を展示。家康が晴朝に宛てた書状からは徳川家とのつながりがうかがえる。

 徳川家に生まれながら、小牧・長久手の戦いの和睦に際して豊臣秀吉のもとへ人質として養子に出され、程なくして今度は晴朝からの要請で結城家の養子となった秀康。2~3章では秀康の複雑な出自に始まり、関東から越前に移って北庄城(後の福井城)築城に至る足どりを家譜や書状、地誌、城下絵図を通してたどる。

 関ケ原の戦いの論功行賞で越前68万石を拝領した秀康に宛て、弟で後の将軍徳川秀忠が出した祝いの書状は、後の福井藩主松平春嶽が「越前家第一之珍宝」と箱書きした一級史料だ。

 3~4章では「結城引っ越し」を取り上げる。秀康の越前入国に伴う関東からの家臣や町人の移住、寺院の分立を指す言葉。有力家臣の多賀谷三経(みつつね)と山川朝貞(ともさだ)は加賀との国境近くに拠点を構え、前田家ににらみを利かせた。分立寺院は禅宗や真言宗、日蓮宗など約20カ寺に上る。養父の晴朝も越前に移り住んだ。城下の一画に「晴朝」と記された絵図も展示する。

 2代藩主忠直の頃には徳川一門を示す松平姓を名乗るようになり、結城姓を継いだ五男の直基(なおもと)もやがて松平姓に。結城姓を名乗る大名が姿を消す中、その由緒を記録しようと福井藩が編さんした歴史書などを5章で紹介。福井市立郷土歴史博物館の中西健太学芸員は「藩祖の秀康が結城家の継承者だった歴史は秀康の子孫たちの中で代々大切にされてきた」と話す。

 8月28日まで。一般600円、高校・大学生400円。中学生以下と70歳以上、障害者と介助者は無料。大正昭和期の皇室の慶事などで配られた銀製菓子器が並ぶ「ボンボニエール 絆をつなぐ銀の小箱」展も同時開催。

 お問い合わせは 福井市立郷土歴史博物館=電話0776(21)0489。


主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。

詳細情報

期間
2022年7月23日~2022年8月28日
時間
9:00~19:00
会場
福井市立郷土歴史博物館
住所
910-0004 福井県福井市宝永3丁目12−1
地図
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料金
一般:600円
高校・大学生:400円
中学生以下、70歳以上:無料
リンク
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問い合わせ先
福井市立郷土歴史博物館
【電話】0776(21)0489
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