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特別展「日本皮膚病学の開拓者 土肥慶蔵」

福井新聞

 日本の皮膚病学の開拓者である福井県越前市の偉人、土肥慶蔵(1866~1931年)の功績を紹介する特別展が、市武生公会堂記念館で開かれている。慶蔵が作らせた皮膚病の病変を精密に表した図譜や蝋(ろう)標本(ムラージュ)など貴重な資料を中心に、東京帝国大の教授として皮膚病学の発展に尽力した足跡が分かる61点を展示。また子ども向けに、慶蔵が幼少時代に学んだとされる教科書なども披露されている。

 慶蔵は、現在の越前市天王町で生まれた。11歳で父を亡くし、13歳のときに叔父を頼って愛知県に移り住んだ。成績は抜群で、飛び級で初等教育を終え、14歳で上京し東京大(後の東京帝国大)医学部予科に入学した。

 1893(明治26)年、ドイツへ私費留学。同大に設置が計画された皮膚病梅毒学講座の主宰者として白羽の矢が立ち、5年後に帰国。日本皮膚病学会を創設するなどした。また梅毒予防に奔走し、現在の「性の健康医学財団」の前身となる団体を設立、教育と啓発に努めた。

 企画展のメインとなる「日本皮膚病黴毒(ばいどく)図譜」は、慶蔵が同じ越前市生まれの画工、伊藤有(たもつ)に制作を依頼した。さまざまな皮膚病が50枚の絵に表されている。2020年に大阪府の医師から同記念館に寄贈されたもので、現存するのは3部のみ。

 蝋標本も有に依頼し作ったもので15点が並ぶ。患者から型を取り、蝋で作り上げている。図譜とともに生々しく皮膚病の状態が表現されており、医科大などの授業などで使われた。

 同市関連の紹介コーナーでは、上京時に使った金銭の出納帳や大学の願書など、慶蔵が書いた文書が並ぶ。このほか慶蔵の著書や制作した書、陶器も披露されている。

 子ども向けコーナーでは、慶蔵が下等小学生時代に学んだ教科書を展示。現在の1~4年生に当たるが、小学生とは思えない高度な内容となっている。

 11月27日まで。午前10時~午後6時。休館日は月曜と祝日の翌日。入館料は一般500円、高校生以下は無料。


主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。

詳細情報

期間
2022年10月7日~2022年11月27日
時間
10:00~18:00
会場
武生公会堂記念館
住所
915-0074 福井県越前市蓬莱町8−8
地図
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料金
一般:500円
高校生以下:無料
リンク
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