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第73回県総合美術展

福井新聞

 県内最大の総合公募展、第73回県総合美術展(福井新聞社後援)が11月23日、福井県福井市の県立美術館で開幕した。日本画、絵画造形、彫刻、工芸、書道、デザイン、写真の7部門の意欲作506点を展示。作家の個性と感性が響き合い、会場は芸術の秋のムードに包まれている。

 前期展(23~27日)に並ぶのは入賞103点と入選403点。日展や日本現代工芸美術展など全国公募展で入選歴があるベテランが安定した力を見せる中、若手や中堅も台頭し、上位賞に名を連ねている。

 絵画造形で知事賞に輝いた別司さんの作品は、ゲームのコントローラーやリモコン、ビデオカセットなどの廃材をコラージュしたミクストメディア。ジャンクアートの巨匠、故小野忠弘さんの作風を思わせる。素材はかつての自分の愛用品。「作品はいわば"自画像"。過去の歩みを整理して示すことが次の一歩になる」と思い入れを語った。

 彫刻で知事賞を射止めた西井さんは「表現行為の実感が持てる立体造形」にこだわる彫刻界のホープ。荒々しい動物をモチーフにした作品で知られ、今回は頭をもたげる牛をイメージしたテラコッタ(素焼き)を出品。「地元で評価され、見てもらえるのが一番うれしい」と喜んだ。

 デザインの知事賞は、越前がにのキャラクターが登場するカードゲームを考案した科学技術高3年の渡辺さん。授業で福井をPRできるプロダクトデザインを制作する中で考えたオリジナルゲーム。「アイデアに自信が持てた」と手応えをつかんでいた。

 県美展を運営する県美術の会の赤土善蔵会長は「若い世代が羽ばたく一歩になれば」と期待。高校時代の県美展入賞がその後の活躍の足がかりとなった坂井市出身のアートディレクター戸田正寿さんを引き合いに、登竜門としての意義を強調した。

 28、29日は休館。後期展(30日~12月4日)は入賞作と会員(無鑑査作家)の作品、子ども展の入賞・入選作を展示する。12月3日午後2時からはメディアアート作家の山本圭吾さん(福井市)の講演会がある。


主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。

詳細情報

期間
2022年11月23日~2022年12月4日
会場
福井県立美術館
住所
910-0017 福井県福井市文京3丁目16−1
地図
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リンク
福井のイベント情報は「ふうぷらす」⇒ https://www.fukuishimbun.co.jp/feature/fu/
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