大規模改修に伴い長期休館中の福井県立恐竜博物館(勝山市)は来年4月21日から5月14日まで、館外では初めての企画展「THE恐竜in福井~恐竜博物館を飛び出した恐竜たち」を福井市の県産業会館で開く。フクイサウルスなどの実物大ロボットや標本など約150点を一堂に展示し、日本最大の恐竜化石産地である福井県での発掘・研究の重要性をアピールする。
同博物館と福井新聞社、福井放送、福井テレビでつくる実行委員会が主催。県内での恐竜展としては過去最大規模で、目標入場者数は11万人。来年夏の同博物館リニューアルオープンや2024年春の北陸新幹線県内延伸のPR、来年のゴールデンウイーク(GW)の誘客につなげる。
県産業会館1号館(床面積約2600平方メートル)を六つのゾーンに分け、テーマ別に標本を紹介する。恐竜とは何かや、生態、進化・繁栄の過程などを研究の歩みとともに解説する。
県内で化石が見つかった恐竜を中心にしたゾーンでは、フクイラプトル、フクイサウルス、フクイベナートル、フクイティタン、スピノサウルスのロボットを配置。全身骨格も複数展示する。アジアの恐竜を紹介するゾーンには、子どもたちに人気のティラノサウルスのロボットが登場する。
GW期間中は同博物館の研究員が講師となる無料の講演会やワークショップ(有料)を開く。県産業会館2号館では、タイの発掘現場の石を使った化石発掘体験(同)も楽しめる。
入場料は一般千円(休日1500円)、小中高生700円(同千円)。未就学児は無料。
チケットは来年3月1日発売開始予定。原則として同博物館のホームページから事前予約・決済制とし、1日の入場者数を上限8千人とする。
主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。