4年ぶりとなる新潟県阿賀町の一大イベント「つがわ狐(きつね)の嫁入り行列」の開催日が、今年は10月8日に決まった。3月1日から花嫁と花婿を公募する。
町内の恒例行事のスケジュールや準備作業などの都合から、祝日前日の日曜日である10月8日が最適だと判断した。町や商工関係者らが開催日について検討していた。
嫁入り行列は麒麟山の狐火伝説をモチーフとし、1990年に始まった。例年5月3日に行われ、約4万人の観光客が訪れていたが、近年は新型コロナウイルスの影響で3年連続で中止していた。
1月下旬に開かれた実行委員会では、4年ぶりの開催を決定したほか、行列に関連するイベントを企画し、通年で町を盛り上げる案も示された。
5月3日に花嫁と花婿の公開オーディションを行う。7月上旬には有志が制作した狐の台輪を展示するコンテストを予定する。関係者が今後、詳細な日程を検討する。
開始当初から運営に携わるメンバーの一人は、「行列の実施日をはじめ、これまでと違った形での開催になる。若い世代への引き継ぎも念頭に置きつつ、詳細を詰めていきたい」と話した。
主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。