漫画と和紙の文化を千年先の未来へ―。「あしたのジョー」のちばてつやさんら人気漫画家が耐久性に優れた雁皮(がんぴ)紙に描いた墨絵を保存する取り組みが、越前和紙の産地の越前市で始まった。「『和紙と漫画』の文化と保存を考える会」の代表、田中保さんは「平和だからこそ漫画は楽しめる。絵を恒久平和の象徴として大切に守り続けたい」としている。
第1弾は、ちばさんの他に「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさん、「ヤマトタケル」「ナムジ」の安彦良和さん、「JIN 仁」の村上もとかさんが参加。漫画のキャラクターなどを、植物のガンピの繊維100%でできた雁皮紙に墨で描いた。絵は29日から「越前和紙の里 紙の文化博物館」で始まる「漫画正倉院」展で披露される。6月26日まで。
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