江戸末期に活躍した東御市滋野出身の山浦真雄・源清麿(山浦環)の山浦兄弟と真雄の子山浦兼虎、そして、現在東御市八重原に鍛錬場を構え作刀する宮入法廣氏ら東御市ゆかりの刀工をテーマとした企画展です。
山浦兄弟は小県郡赤岩村の名主(郷士)のもとに生まれました。真雄は実践に適した刀を求めて刀鍛冶を志します。江戸の氷心子秀世や、上田の河村三郎寿隆に師事し、9歳年下の弟清麿に作刀の手ほどきをしたと伝わります。真雄は後に松代藩真田幸貫に招かれ藩工となり、清麿は江戸の四谷で活躍したことから「四谷正宗」と称され江戸三作のひとりに数えられています。
宮入法廣氏は人間国宝である「隅谷正峯」に師事し、平成22年(2010)に刀剣界で最高賞の「正宗賞」を受賞しました。現在も流派に縛られずに作刀を行っています。高円宮家の御守刀制作や、名刀「燭台切光忠」を再現するプロジェクトにも携わるなど、活躍の幅は多岐にわたります。企画展ではそれぞれの刀工にスポットをあて、その魅力と人気を探ります。
--- 山浦兄弟 ---
小県郡赤岩村の名主(郷士)のもとに生まれ、真雄は実践に適した刀を求めて刀鍛冶を志し、江戸の氷心子秀世や、上田の河村三郎寿隆に師事。9歳下の弟清麿に作刀の手ほどきをしたと伝わっている。真雄は後に松代藩真田幸貫に招かれ藩工となり、清麿は江戸の四谷で活躍したことから「四谷正宗」と称され江戸三作のひとりに数えられている。
--- 宮入法廣氏 ---
人間国宝である「隅谷正峯」に師事し、平成22年(2010)に刀剣界で最高賞の「正宗賞」を受賞。流派に縛られずに作刀を行い、高円宮家の御守刀制作や、名刀「燭台切光忠」を再現するプロジェクトにも携わるなど、活躍の幅は多岐にわたる。
【期間中のイベント】
●宮入法廣刀匠と地域おこし協力隊によるギャラリートーク
展示作品について、宮入刀匠と展示会担当職員による解説を行います。
・日時:10月17日(木)18:00〜
・申込み不要 ※梅野記念絵画館 ナイトミュージアム時に実施、入館・聴講無料
●地域おこし協力隊によるギャラリートーク
展示会担当職員が、初心者向けに刀の鑑賞方法や展示作品の解説を行います。
・日時:9月21日(土)、10月26日(土)、11月4日(祝・月)14:00〜
・申込み不要 ※聴講無料・要入館券
●オープニングセレモニー「特別対談」 ふくやま美術館原田館長×宮入法廣刀匠
山浦兄弟のエピソードや、東御市の刀剣文化についてお話いただきます。
・日時:9月14日(土)13:30~(90分程度)
・事前予約制 ※聴講無料・要入館券
(現在予約の受付は終了しており、後日配信を予定。詳しくは公式HPへ)
主催者の都合や天候等により、催しの予定が変更されることがあります。ご利用の際は、主催者等に必ずご確認ください。