福井県勝山市のスキージャム勝山で5日、県内のトップを切ってスキー場開きが行われた。銀世界となったゲレンデを前に、関係者がシーズン中のにぎわいとスキー客の安全を祈願した。12日にオープンする。
ここ数日の冷え込みで積雪は山頂付近で150センチ、ゲレンデ下部で60センチに達している。近年では珍しく多い量で、オープンを1週間早めることを決めた。
安全祈願祭には、市内外の観光関係者や関係業者、スタッフら約120人が出席。宮司がゲレンデに向かっておはらいをし、出席者が玉串をささげた。
東急リゾートサービスオペレーション営業グループリーダーの武内伴親さんは「お客さまに存分に楽しんでもらえるように安全第一で整備を進めていきたい」と話していた。
同スキー場は今シーズン、23万8千人の入り込みを目指す。26日まではリフト券が割安になるオープニングキャンペーンを実施、来年1~2月は法恩寺山有料道路の通行料が割安になる。