抽選する豊根村の伊藤村長(右)。左は天龍村の永嶺副村長

抽選する豊根村の伊藤村長(右)。左は天龍村の永嶺副村長

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県境域のスタンプラリー抽選会 下伊那・愛知の5町村

信濃毎日新聞(2014年12月12日)

 県境域にある下伊那郡阿南町、根羽村、売木村、天龍村、愛知県豊根村でつくる県境域開発協議会は11日、今年4月から11月にかけて実施した5町村の観光施設など11カ所でスタンプを押して応募する「おいでんスタンプラリー」の抽選会を豊根村の村役場で行った。「おいでん」は三河地方の方言で「おいでよ」との意味で、県境域の振興を図ろうと2008年から続けている。

 今年はスタンプ対象施設の豊根村の道の駅「グリーンポート宮嶋」と天龍村の村営温泉施設「おきよめの湯」がそれぞれ期間中に建て替え工事に入ったが、応募者は昨年より23人増の241人。応募者の主な住所は愛知県が昨年比18人増の171人、静岡県は同9人増の50人。長野県内からは同2人減の12人だった。

 訪れた施設の多い順に「おいでん大賞」「特産品賞」「地域賞」「施設賞」と賞を設け、5町村の特産品や温泉の優待券などを贈る。この日は同協議会長で豊根村の伊藤実村長が抽選箱から応募用紙を引いて選んだ。当初100人に贈る予定だった施設賞は来年以降も引き続き訪れるよう期待を込め、要件を満たした200人余に贈ることになった。伊藤村長は「回を重ねるごとに盛り上がりを見せている」と手応えを感じていた。

 同協議会産業振興部会長で天龍村の永嶺誠一副村長は「機会があれば県内でのPRも検討したい」と話していた。

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