新年を前に、福井県小浜市国分の児童でつくる国分文化財愛護少年団は21日、地元の国分寺の清掃活動を行った。地域の宝を大切にしようと、児童たちは一生懸命に掃除した。
同少年団は郷土愛を深めようと1969年に結成。現在は遠敷小の1~5年生5人が所属している。同寺の清掃活動は毎年春、夏、冬の3回行っている。
この日は団員や保護者ら10人が参加。子どもたちは、ほうきでごみを集めた後、床や柱を水ぶきしてきれいに清掃した。市指定文化財の高さ約3メートルの木造釈迦如来坐像にものぼり、たまっていたほこりをはたきで丁寧に落としていった。
団長の寺本蒼真君(5年)は「地域の大切なお寺なので、みんなできれいにしようと頑張った」と話していた。