藩政期の様式を再現したしめ飾りを取り付ける担当者=26日午前10時半、金沢城公園

藩政期の様式を再現したしめ飾りを取り付ける担当者=26日午前10時半、金沢城公園

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橋爪門、新年の装い 金沢城公園、藩政期様式のしめ飾り

北國新聞(2014年12月26日)

 金沢城公園の橋爪門「一の門」に26日、藩政期の様式で製作したしめ飾りが取り付けられ、加賀藩士らが新年を祝って登城した往時の風景がよみがえった。

 しめ縄は長さ約5・4メートルで、子孫繁栄を願い、数の子を模した形状をしている。藩政期の元旦登城が描かれた絵図をもとに、野々市市のワラ工芸師吉岡克己さん(78)が石川県産の材料を用いて再現した。

 しめ飾りの設置に合わせ一の門の扉が特別開門され、完成間際の二の門も姿を現した。吉岡さんは「新しい年が良い年となるよう願い、しめ飾りの付いた門を間近で見てほしい」と話した。

 兼六園と金沢城公園は大みそかから元日にかけて終夜開園する。しめ飾りは1月15日朝まで飾られる。

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