3月14日に迫った北陸新幹線(長野経由)金沢延伸開業を前に今月11日、長野市のJR長野駅で開かれるプレイベント「ワクワク見つけよう!新幹線延伸・北しなの線開業プロジェクト」の内容が7日固まった。県や沿線自治体などでつくる実行委員会の主催。同駅善光寺口の特設会場で午前11時から午後1時まで、県歌「信濃の国」を採用した新幹線発車メロディーお披露目や開業メッセージソング発表などがある。
昨年11月に新幹線飯山駅で開かれたプレイベントに続く開催。発車メロディーは、長野市がJR東日本に要請し、地域活性化の取り組みとして実現した。新幹線延伸と、延伸に伴いしなの鉄道(上田市)がJR東日本から信越線長野―妙高高原間を引き継ぐ「北しなの線」開業のメッセージソングは、伊那市出身のシンガー・ソングライター湯沢かよこさんが作った。この日のミニライブで湯沢さんが発表する。
オープニングでは、長野市内のダンススタジオの子どもたちと県PRキャラクター「アルクマ」が一緒にダンスをして会場を盛り上げる。
実行委は、市民が開業へ向けた夢や期待などのメッセージを書いた紙を持った写真を、ホームページ(kaigyou314.com)で募集中。イベント当日は、プロカメラマンが撮影するコーナーを設ける。集まった写真は縦約2メートル、横約5メートルの大型パネルにまとめ、3月14日に長野駅と飯山駅で展示する計画だ。
実行委事務局の県交通政策課は「開業に向けてワクワク感をみんなで高めてもらえたらいい」としている。問い合わせは同課(電話026・235・7027)へ。