ながの観光コンベンションビューロー(長野市)は、善光寺御開帳(4月5日〜5月31日)に向けて地域の活性化につなげようと、善光寺表参道や権堂周辺の飲食店、土産物店で使える割引券を販売している。初めての試みで、店の場所を示した無料の観光地図も一緒に配っている。
割引券は、おやきやそば粉の団子など特産品が楽しめる「食べ歩きチケット」と、馬肉や地酒など郷土料理が味わえる「おもてなし夕食クーポン」の2種類。食べ歩きチケットは、善光寺の仲見世通りから中央通りの12店舗が協力し、正規の値段より1、2割安く購入できる。1枚700円で、100円のシールが5枚と50円のシールが4枚貼ってあり、シールと商品を交換する仕組みだ。有効期限は購入してから3日間。
おもてなし夕食クーポンは権堂周辺の28店舗が参加し、特定のメニューが1〜5割値引きされる。1枚3千円で、千円のクーポンが3枚つづりとなっている。有効期限は設けていない。
食べ歩きチケットは、JR長野駅構内の市観光情報センターや東後町の権堂まちづくりセンターなどで扱う。おもてなし夕食クーポンは、駅前などの11のホテルで販売している。
ながの観光コンベンションビューローは、御開帳前の4月までには掲載する店舗数を増やすなどして新しいチケットやクーポンを作る予定といい、観光部の市村久子さん(58)は「観光客が地域に長く滞在できるよう工夫していきたい」と話している。
問い合わせはながの観光コンベンションビューロー(電話026・223・6050)へ。