立山町金剛寺の農事組合法人「食彩工房たてやま」(西尾智恵子代表理事)で、町特産の寒もち作りが最盛期を迎えている。19日も乾燥場には、色とりどりの餅がつるされ、鮮やかなカーテンを並べたような光景が見られた。
寒もちは、赤カブやクチナシの色素で赤や黄に色付けしたものや、大豆やシロエビを混ぜたものなど10種類がある。40日ほど冷たい空気にさらすことで、餅の甘みが引き出されるという。
この日は、女性スタッフら13人が分担し、四角い餅を14~15枚ずつひもで結び、乾燥場につるした。
ことしは27万枚の出荷を見込んでおり、3月下旬から販売を始める。西尾代表理事は「おいしく仕上げるため、風通しなどに気を配りながら丁寧に作業を進めています」と話していた。