志賀町倉垣で20日、寒作りにこだわったあられの乾燥作業が始まり、色とりどりのあられが乾燥場に並んだ。
白山邦夫さん(71)=同町矢駄=と妻フサ子さん(72)は、昔ながらの製法を守っており、塩と砂糖だけで味付けされた素朴な味を求めて県内外から注文が届く。この日は、1センチ角に切り分けたあられが入った木箱106箱を乾燥場に敷き詰め、満遍なく乾くよう一つ一つ丁寧にかき混ぜた。
3月上旬まで乾燥させ、ふんわりと焼き上げて3月下旬から販売する。白山さんは「気温が低いので、良いあられを作ることができる」と話した。