二十四節気の一つで最も寒さが厳しいとされる「大(だい)寒(かん)」の20日、白山市の白山比咩神社で、今年初めての「禊(みそぎ)」が行われ、神職や一般男性19人が白山の伏流水で心身を清めた。
鉢巻きと下帯姿の参加者は3首の「禊歌(みそぎうた)」を唱えながら、「鳥船行事(とりふねぎょうじ)」と呼ばれる船をこぐような動作で体をほぐした。その後、水深75センチほどの禊場に身を沈め、正座して「大祓詞(おおはらいし)」を奏上した。
白山市鶴来大国町の自営業林政勝さん(40)は「すっきりと晴れ晴れした気分になれる」と話した。