「亀が淵の滝」(右奥)から取水するメンバーたち=18日、福井県小浜市小屋

「亀が淵の滝」(右奥)から取水するメンバーたち=18日、福井県小浜市小屋

福井県 敦賀・若狭

「亀が淵の滝」の水で地酒造り 小浜、3月に市内で販売へ

福井新聞(2015年1月21日)

 地区の特産品にしようと酒造りに取り組んでいる福井県小浜市中名田地区で、地酒に使うための取水作業が18日、地区を流れる田村川の最上流「亀が淵(ぶち)の滝」で行われた。寒の水にこだわり、酒は3月ごろ完成する予定。

 同地区では、2012年から本格的に、まちづくり組織「田村のゆめづくり委員会」が、地酒「田村のめぐみ」造りを始めた。

 取水作業には、そろいのオレンジ色の帽子をかぶったメンバー11人が参加。雪が積もる山に車で入り、ポンプを使って900リットルの水をタンクに移した。水は、同市木崎の酒造会社「わかさ冨士」に運び、2月上旬に仕込み作業が行われる。同委員会酒づくり部会の東清俊部会長は「酒米も水も中名田のものを使っている。多くの人に飲んでもらえればうれしい」と話している。

 完成した酒は市内の酒店などで販売される。問い合わせは中名田公民館=電話0770(59)0820。

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