第28回花・書・茶こまつ(北國新聞社主催)は23日、小松市民ギャラリー「ルフレ」で開幕し、新春を彩る斬新な生け花と個性あふれる書が華やかなムードを盛り上げた。茶席では、優美な所作で香り高い抹茶が提供され、来場者は南加賀に息づく伝統美の競演を堪能した。
南加賀を中心に活動する華道家と書道家各32人が、会派や流派を超えて意欲作を出品した。茶席は芦城公園に面するスペースに設けられ、和装の茶道宗匠8人が来場者をもてなした。
開場式では、和田慎司市長、宮西健吉市議会議長が祝辞を述べた。坂本和哉市教育長、松下京子市文化協会副会長、飯田真寿小松地区華道連合会長、河合芳堂市書道協会理事長、生駒宗園市茶道協会表千家代表が加わり、テープカットした。
「花・書・茶こまつ」は、小松地区華道連合会、市書道協会、裏千家小松茶道会、表千家小松松晴会、筆正会、墨游会、三湖書道会、金沢玄心会、墨心会、山斗書道会が協力し、テレビ金沢、ラジオこまつ、エフエム石川などが後援する。会期は27日まで。開場は午前10時~午後5時、茶席は同4時までで、入場料、茶席とも300円となっている。