仮装して豆まきをする旅館関係者や市民ら=2014年2月1日夜、福井県あわら市のセントピアあわら

仮装して豆まきをする旅館関係者や市民ら=2014年2月1日夜、福井県あわら市のセントピアあわら

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芦原温泉街で7日「節分おばけ」 仮装して鬼払おう

福井新聞(2015年2月4日)

 福井県あわら市の芦原温泉旅館の関係者や市民らが鬼やお化けなどに仮装し、各旅館で豆まきなどを行うイベント「あわら節分おばけ」が7日、同市えちぜん鉄道あわら湯のまち駅前広場をメーン会場に開かれる。一般対象の仮装コンテストもあり、広く参加者を募っている。

 節分おばけは仮装して鬼を払う風習。江戸時代から昭和初期にかけて京都を中心に行われ、芦原温泉街でも昭和30年代ごろまで行われていたという。芦原温泉旅館協同組合が2012年に現代版にアレンジして復活させた。昨年から同組合や市観光協会などで実行委をつくり、一般参加者も楽しめるイベントに拡充した。

 豆まきは午後6時から同広場を皮切りにスタート。同実行委の約20人がセントピアあわらや組合加盟の14旅館を巡り、宿泊者とともに豆まきを行い、一年の邪気を払う。

 仮装コンテストは参加自由。同広場内の足湯施設「芦湯(あしゆ)」で午後5時から審査を兼ねた写真撮影会を開き、入賞者を決める。受け付けは同広場内の伝統芸能館で同4時から。入賞者には14旅館で使える宿泊利用券や、あわらおもてなしキャラクター「湯巡権三(ゆめぐりごんぞう)」のグッズなどを贈る。参加者全員に特製「節分おふだ」を配布する。

 そのほか、同3時半から同広場でぜんざいや甘酒(各100食)のふるまい、同市温泉5丁目の舟津温泉薬師堂ではセントピアあわらの入浴券が当たるゲームも行われる。同薬師堂参拝者先着100人には、特製手ぬぐいを贈る。

 いずれも参加無料。問い合わせは同実行委(市観光協会内)=電話0776(78)6767。

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