七尾出身の画聖長谷川等伯の新しい銅像「青雲」が20日、七尾市の七尾マリンパークに建立された。22日に開眼法要、等伯の命日に当たる24日の等伯忌に建立記念式典が行われ、七尾の新しいシンボルの完成を祝う。
新しい銅像は、JR七尾駅前に1990(平成2)年5月に建立された七尾市出身の彫刻家田中太郎氏(故人)制作の等伯像と同じデザインで、高さは1・6倍の2・5メートルになった。
左手に絵筆を持ち、右手に笠(かさ)を添えた姿は等伯が当代一の絵師を目指し、京へ旅たつ姿を表現しており、銅像も七尾湾を背に京都の方角に向いている。建立事業費は市民らの寄付で集められた。