福井県敦賀市は、地元食材を使った昼食メニュー「若狭路ご膳」を提供している市内店舗を掲載したチラシ「つるが若狭路ご膳ＭＡＰ」を作製した。県外の高速道路サービスエリア（ＳＡ）のパンフレットスタンドなどに設置し、敦賀を訪れるきっかけにしてもらう。

　「若狭路ご膳」は県が提唱する統一ブランド。嶺南６市町の飲食店や民宿などから、若狭をイメージする地物の海・山・里の幸、県産米を使用した昼食メニューの登録を募り、県内外に情報発信している。現在６市町の９２店１１５メニューが登録されている。

　チラシは敦賀市内１９店の２５メニューを紹介。敦賀港で水揚げされた魚介をふんだんに盛りつけた海鮮丼、焼き魚やお刺し身の定食、へしこスパゲティなどの写真、店舗地図を掲載した。併せて気比神宮や人道の港敦賀ムゼウムといった観光スポットも紹介し、街巡りを促す。

　３万部作製し、名神高速道路や山陽道、阪和道など大阪府、兵庫、和歌山、岐阜県内のＳＡに順次置く予定。敦賀駅交流施設オルパークや市内観光施設にはすでに配布している。市観光振興課は「敦賀で高速を降りて昼ご飯を食べ、観光施設にも足を運んでほしい」と話している