販売会に向け越前和紙や指物などの商品が並べられたショップの一角=9日、金沢市広坂1丁目の「ギフト」

販売会に向け越前和紙や指物などの商品が並べられたショップの一角=9日、金沢市広坂1丁目の「ギフト」

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越前市ものづくり塾の参加事業者、金沢で販売会 北陸新幹線開業合わせ

福井新聞(2015年3月10日)

 福井県の越前市が企業の商品開発や販路拡大を支援する「越前ものがたり」事業の一環として昨年6月に開講したワークショップ「越前ものづくり塾」の参加事業者が、10日から22日まで、金沢市広坂1丁目のギフトショップ「ギフト」で販売会を開く。北陸新幹線開業に合わせて、同塾で学んだPR手法を生かし、首都圏を中心とした来訪者に越前ブランドを発信する。

 越前ものがたりは、企業の新たな事業展開をサポートする目的で市、同市の武生商工会議所、市商工会、産地の組合などが実行委員会をつくり実施している。

 塾には市内の伝統産業の小規模事業者などを中心に24社の25人が参加。これまで、専門家による講座や異業種交流を通して、売り上げを伸ばすための市場リサーチ、商品企画、PR、販売などのサイクルを学んできた。

 販売会はその集大成としての位置付け。越前和紙や越前打刃物、指物、漆器など、越前市、鯖江市、福井市の計13社が参加する。北陸3県の産品を扱うショップの一角にコーナーを設け、塾でレクチャーを受けてパッケージを改良した商品や、文言やデザインを工夫して書いたPOP広告を掲示し、アピールする。

 市産業政策課は「1年間で学んだことを実際に試す機会。北陸新幹線開業は大きなチャンスであり、消費者の声を聞きながらさらに見直しを加え販路拡大につなげていければ」と成果に期待している。

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