公開されたラッピング車両の前に立つ山本さん(左)と武山学部長=高岡市江尻の加越能バス

公開されたラッピング車両の前に立つ山本さん(左)と武山学部長=高岡市江尻の加越能バス

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「世界遺産バス」ラッピングは富山大生デザイン

北日本新聞(2015年3月10日)

 富山大芸術文化学部の学生がデザインした「世界遺産バス」(加越能バス運行)のラッピング車両が9日、高岡市江尻の同社で公開された。デザイン情報コース4年の山本美智さん(24)=射水市串田・大門=の案を採用。合掌造り集落のゆったりとした時間や美しい山里の風景をイメージし、10日から運行する。

 世界遺産バスは、高岡、新高岡、城端、五箇山、白川郷間で運行する観光路線バス。五箇山と岐阜県白川村の合掌造り集落の世界文化遺産登録20周年と新幹線開業を記念し、県が同学部の学生約30人によるコンペを行った。

 高岡銅器の色と山里の緑色のグラデーションを採用。側面の柔らかなラインは、養蚕の糸のかごを表現し、繭に包まれながら山里に向かう旅を演出する。山本さんと武山良三同学部長がコンセプトを説明し、山本さんは「合掌造り集落は心が安らぐ。乗車時から、そんな旅が始まってほしい」と話した。

 世界遺産バスのペア乗車券などが山本さんに贈られた。デザインは運行車両4台のうち2台に施した。10日のダイヤ改正に合わせ、高岡-白川郷間が1日5往復、城端-白川郷間が1往復運行される。

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