長野市長沼地区の長沼城跡に立つ石碑。9月のウオークラリーで周辺を歩く

長野市長沼地区の長沼城跡に立つ石碑。9月のウオークラリーで周辺を歩く

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「佐久間兄弟」ゆかりの城で交流を 北信濃と北陸に共通のルーツ

信濃毎日新聞(2015年3月13日)

 14日の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸開業を契機に、沿線となる長野市や飯山市と富山市、金沢市との歴史的関わりにスポットを当てた連携交流事業を展開しようとする機運が高まっている。長野市長沼地区では、戦国時代から江戸時代にかけて、各地域にゆかりのある佐久間氏に着目。「長沼藩開創400年『佐久間兄弟』がつなぐ縁の輪」と銘打った事業を展開する。

 同地区の四つの住民団体でつくる「長沼『縁(えにし)』の会」と長沼りんごホール(長沼公民館)が、織田信長の家臣として頭角を現した戦国武将佐久間盛政と、安政、勝之の兄弟に着目して計画。各都市には、盛政が金沢市の金沢城を築いた初代城主、弟の安政が飯山市の飯山城主(初代飯山藩主)、末の弟で富山市の富山城主佐々成政の養子になった勝之が、長沼地区の長沼城主となった関係がある。

 北信濃地域の基礎づくりに足跡を残した安政、勝之兄弟がそれぞれ城主に任じられた1615(元和元)年から、今年は400年の節目。北陸地方と北信濃に共通するルーツを知ってもらい、相互交流につなげる考えだ。

 4月21〜22日は、「歴史ロマン探訪の旅『長沼藩主・佐久間勝之縁の城跡を訪ねて』」を開き、富山城や勝之が守った富山県砺波市の大規模な山城・増山城跡(国史跡)、金沢城を巡る。増山城解説ボランティア「曲輪(くるわ)の会」や「加賀百万石・百万歩の会」に案内してもらい、交流する。

 今月29日には飯山市の慶宗寺で、安政と佐久間一族の新しい位牌(いはい)の開眼法要があり、安政の子孫の歴史研究家吉原実さん(金沢市)や、石川県の長野県人会「りんどう会」会長の小林恒夫さん(飯山市出身)が訪れる。7月末には飯山城址(し)など市内を巡るツアーを企画する。

 9月5日には、富山・金沢から関係者を長沼地区に招き、長沼城跡周辺を歩く「長沼城ウォークラリー」や、地域の歴史や文化を問う「長沼検定」などを予定。翌日は、佐久間氏に関する著作がある歴史作家の楠戸義昭さん(千葉県)による講演会「長沼藩と佐久間一族」のほか、吉原実さんら関係者を招いた懇談会「『佐久間兄弟』の絆がつなぐ北陸と北信濃」を開く。

 長沼りんごホール館長の宮沢秀幸さん(67)は「北陸新幹線沿線と佐久間兄弟ゆかりの地がちょうど一致するのにも縁を感じる。新しい視点で金沢や富山を望め、新しい発見もあるのではないか」と期待している。

 歴史ロマン探訪の旅は、定員25人(先着順)。参加費は2万8千円(観光バス・宿泊代など)で、同ホールに午前6時50分に集合する。申し込みは、同ホール(電話026・295・9697)へ。

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