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善光寺と北陸の深い縁知って 15日に長野で絵解きの催し

信濃毎日新聞(2015年3月14日)

 北陸新幹線(長野経由)金沢延伸を記念した「善光寺参り絵解き図」と「善光寺釈迦(しゃか)堂の大涅槃(ねはん)図」の絵解きが15日、長野市の善光寺門前で開かれる。絵解き図に描かれた北陸ゆかりの説話や由緒を紹介。善光寺と北陸との長く、深いつながりをこの機に知ってもらおうという企画だ。

 口演するのは、長野郷土史研究会(長野市)副会長の小林玲子さん(63)と同会青年部長の小林竜太郎さん(37)。

 前半は午後1時から大門町の竹風堂大門ホールで開く。同研究会が善光寺御開帳に合わせて作った善光寺参り絵解き図から、「味噌(みそ)すりを代わってくれた能登の石地蔵」「戒壇巡りで錠前にさわれなかった加賀の豪商」などを紹介する。終了後、近くの元善町にある世尊院釈迦堂まで歩いて移動。今の上越市居多ケ浜(こたがはま)で引き揚げられた流木から現れたという本尊「釈迦涅槃像」をまつるこの寺で、午後2時半から、大涅槃図の絵解きを行う。

 小林竜太郎さんによると、信州と北陸とは、それぞれ善光寺信仰、立山信仰の絵解き文化が盛んだったという点でも共通しているといい、「双方のゆかりの深さを、地元にも、北陸の方々にも広く知ってもらえたらうれしい」と話している。

 参加費500円(小学生以下無料)。問い合わせは同研究会(電話026・224・2673)へ。

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