北陸新幹線(長野経由)の金沢延伸開業を前に、新型車両E7系(W7系)の最上級座席「グランクラス」の予約状況が好調だ。JR東日本長野支社(長野市)によると、週末に当たる今月14、15、21、22日は、13日時点でどの列車もほぼ満席。16〜20日の平日は速達型の「かがやき」で8〜9割、停車型「はくたか」で5〜6割が予約済みとなっている。
グランクラスは「かがやき」「はくたか」の1編成につき各1両(18席)設定。一部の便を除いて専任アテンダント(接客係)が1〜2人乗務し、客に軽食や飲料を提供する。グランクラスの長野―金沢間の料金は1万9750円(一部の便を除く)で、指定席料金は8960円。
同支社によると、平日は早朝や深夜の便に比較的余裕がある。23日以降の平日は「かがやき」で5〜6割、「はくたか」で4〜5割が埋まっている。同支社は「金沢延伸開業前の『あさま』のグランクラスの利用実績は1〜2割。延伸開業の効果は高い」と話している。